アフター U  (このお話は、「アフター」の続きです。)






目を覚ますと、五右ェ門はちょうど身支度を終えるところだった。冬の低い朝日が、カーテンの隙間から薄く差
し込んでいる。

「・・・・・・起きたか。」

袴の紐を結びながら、侍がこちらを向いた。「んー」と掠れ声を出して、枕にうつぶせる。目を瞑ると、トロトロと
したまどろみと共に、昨夜の出来事が蘇った。



     *



「五右ェ門よおー、頼む、開けてくれー。」

勢いよくドアが閉められてから、10分。まだまだ侍の機嫌は直りそうもなかった。まあ今回は自分が悪い。ド
アの前に胡座をかき、次元は持久戦の腹を括った。みの虫状の手で叩くドアが、ボン、ボン、と妙な音を立て
続ける。

「ごーえも・・・・・・、ぅお?」

意外に早くドアは開いた。振り上げたみの虫が空を切る。

「うるさいぞ。」

隙間から覗いた仏頂面は、次元が見上げると目を逸らした。意味もなく部屋の奥を眺め回し、最後にちら、と
見下ろした途端、呆れ顔になる。

「お主、まだそんな恰好をしていたのか。」
「着るもんがねえんだよ。お前の部屋だから。」

あっけらかんと答えて立ち上がると、毛布が床に落ちて素っ裸の姿が晒された。侍がため息をつく。あ、いま
緩んだ、と次元は思った。

「・・・・・・下着くらい穿け。」

ドアを大きく開け放し、侍が自室へ入って来る。肘を絡め取り、迷わず抱き寄せた。

「・・・・・・!?」
     五右ェ門。」

反射的に逃れようとする体を、掻き抱く。

「悪かった。許してくれ。」
「・・・・・・。」

手が使えないせいで、スマートという具合にはいかなかった。この際なりふり構っていられない。

「離せ、次元。」
「わりい、無理だ。」

バタバタ動く侍を苦労して抱きとめる。頭を掴んで押し戻そうとする手の力に対抗して、ぐぐぐ、と顔を近づけ
た。

     五右ェ門、な、もう二度としねえ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・言ってくれ。どうすればいい?」
「・・・・・・。」

侍が、腕の力を急に抜いた。勢い余ってつんのめる次元から、つい、と身を離す。

「五右ェ門・・・・・・。」
「風邪をひくぞ。早く何か着ろ。」

怒ったような声を出す侍は後ろを向いていて、どんな顔をしているのか分からない。前に回ろうとすると逃れ、
背を向けてベッドにのし上がった。

「拙者は寝る。お主ももう寝ろ。」
「・・・・・・ああ。」

頷いて、ベッドの端に膝を乗せる。五右ェ門が「おい」と振り返った。

「ここで寝るつもりか。」
「ああ。」
「下着も穿かな・・・・・・、」
「いらねえ。いまお前と離れたらアウトだ。」
「・・・・・・。」

なにがアウトだと呟き、侍はばふっと毛布にくるまった。ベッドに座り込んだまま、「なあ、五右ェ門」と呼びか
ける。我ながら情けない声だと思った。

「・・・・・・入ってもいいか?」
「・・・・・・。」

背を向けた侍が、ものすごく大きなため息をついた。
好きにしろ、という声が聞こえた。

「五右ェ門・・・・・・!」
「妙な声を出すな。」

そっと毛布を持ち上げ、潜り込んだ。
温かい体に身を添わすと、五右ェ門がモゾモゾ動く。腕を回し、脚を絡めた。向こうを向いた侍が、「冷えたな」
と言った。

「あったけえな、お前は。」

腕に力を込める。自然と長い息が出る。
次元の包帯に、侍が手をあてた。

「愛してるぜ、五右ェ門。」
「・・・・・・好きにしろ。」

幸せな気持ちで、次元は目を閉じた。



     *



また眠りに落ちかけた男の顔は、なぜだか少しニヤけている。うつぶせた背の上にどんと踵を落とすと、「ぐぇ」
と呻いて目を覚ました。

「もう起きろ。服を着るなら手伝うぞ。」
「・・・・・・あいよ。」

案外素直に次元は起き上がった。自室からいそいそと衣類を取って戻り、おとなしく侍に従って手足を動かす。
全て着せるのに1分とかからなかった。

「・・・・・・。」
「どした、五右ェ門。」

不審気な侍に、帽子を直しながら次元が尋ねる。

「いやに協力的だな。気味が悪い。」

懲りたからなと笑い、次元は音を立てて侍の頬にキスした。

朝食の席もいたって平和だ。戦場のような昨夜の有様が嘘のようで、五右ェ門は感嘆せずにいられなかった。
受け手の姿勢ひとつで、こんなにもやり易さは違うものなのか。ソーセージやトマトやトーストはひょいぱくひょ
いぱくと2人の間を行き交い、あっという間に皿の上から消えてなくなった。

「ふー、ごっそさん。」

何かを目で探している次元に、「これか」と箱を出してやる。

「・・・・・・悪ぃな。」

にんまりする唇に1本咥えさせ、火をつける。手をあてがってやらねば吸い込みづらいと、昨夜の試行錯誤で
分かっていた。適当に吸ったら煙草を離してやる。「ん」と唇を突き出したら、また咥えさせてやる。

「・・・・・・うめえ・・・・・・。」

目を閉じ次元が最後の煙を吐き出した。満足気な顔を少し眺め、男が目を開ける前に五右ェ門は立ち上がる。



「・・・・・・しかしなんだな、これじゃほんとに迷惑かけっぱなしだな、俺は。」

いつの間にか次元は後ろに立って、皿を洗う五右ェ門を眺めていたらしい。蛇口をひねり水を出して、侍は答
えた。

     やると言ったのは拙者だ。」

しかしなあ、と次元が隣に立つ。

「何から何までお前頼みだぜ。やっぱ入院した方がよくねえか。」
「・・・・・・次元。」

手を止め、男をまともに見た。

「拙者がしたいのだ。黙ってさせろ。」
「・・・・・・五右ェ門・・・・・・、」

感動したらしい。次元がすり寄り、腰に手を回す。

「寄るな、邪魔だ。」
「ひでえな。」

気を悪くした様子もなく、次元は笑った。

「まあ、なるべく迷惑かけねえようにするからよ。」
「・・・・・・よい心がけだ。」

頬がほてる。濡れた手でぐいと拭った。



     *



雑誌をめくるくらいはかろうじてできるらしい。適当に積み上げ、レコードを1枚かけてやった。後は勝手にやる
と言う次元を残し、少し遅い朝の修業に出る。
早朝の肌を刺すような冷気はもう残っていなかったが、胸に入れる外の空気はやはり清々しい。思う存分刀
を振れる喜びに、五右ェ門は時を忘れてしばし没頭した。

生き返ったような気分で部屋に戻ると、次元が勢いよく立ち上がる。明らかに様子がおかしかった。

「どうした、次元。」
「・・・・・・五右ェ門。」

そわそわと帽子に手をやってから、くそ、と次元は吐き捨てた。

「・・・・・・しょんべんがしてえ。」
「・・・・・・。」

なんだ、と笑うのが悪いくらい、真剣な面持ちだ。そういえばまだそちらの世話はしていない。

「お主、昨日は・・・・・・、」

言いかけて、五右ェ門は押し黙った。思い出すのも恥ずかしいあの風呂騒ぎの際、真っ裸になったついでに
次元は事を済ませたのだった。

「・・・・・・五右ェ門。」

顔を赤らめている侍に、次元が縋るような声を出す。

「・・・・・・病院から尿瓶をもらったな、確か。」

踵を返した途端、「五右ェ門!」と悲痛な声が上がった。見ると次元は床に頭をこすりつけている。

「なんだ、一体。」
「頼む!」

顔を上げ、次元は訴えた。

「お前も男なら分かるだろう、あの瓶だけはごめんだ。俺の目が黒いうちは、地に足を立てて用を足してえ。」
「・・・・・・大袈裟だな。」
「大袈裟じゃねえ!」

つべこべ言っている暇はなさそうだ。

「・・・・・・仕方ない奴だ、来い。」

ドアを開けるやいなや、次元は部屋を飛び出した。



男の後ろに立つと、嫌でも昨夜のことを思い出す。黙って腰に手を回し、ベルトに指をかけた。

「いや、そっちはいい。ジッパーを・・・・・・、」
「ああ、そうか。」

そこだけ下げればよいのだった。爪で引っかけ金具を下ろすと、次元がふー、と息を吐いた。
少し触れたそれは、どっくんどっくん脈打っている。

「・・・・・・。」

努めて何も考えないようにして、五右ェ門はブリーフの隙間を探した。普段穿かない上に見えないものだから、
勝手が分からない。ごそごそ探っていると、

「ご、五右ェ門・・・・・・!」

上ずったような声が上がる。

「ちょっと待て、穴が・・・・・・、」
「・・・・・・ぅ・・・・・・!」

やっと探り当て引っ張りだしたものは、なぜか上を向いていた。次元の息が荒い。

「お主、小用を済ませたいのではないのか。」
「済ませてえよ!」

泣き出しそうな声で叫び、次元は横を向いた。壁に頭と肘をつけ、ふううううう、と深呼吸を繰り返す。

「よいか次元、何か余所事を考えろ。」
「五右ェ門、後生だから黙っててくれ。」

どうやら自分にできることはなさそうだ。五右ェ門はため息をついた。後は任せてこのまま去ろうかとも思った
が、しまうことを考えるとそうもいかない。今の五右ェ門にできるのは、せいぜい次元から離れ、なるべく見な
いようにしてやることくらいだった。

2分たった。

大きな息を吐いてから、次元が便座に向き直る。1人で何とかするつもりらしいが、やはり方向が定めづらそ
うだ。

「・・・・・・。」

何も言わず、ボロンと出ているものに手をあてがってやった。次元が息を詰める。

ほんの少しだけ、重くなった。
五右ェ門の何かが、ずくん、と疼いた。
水音が個室に響く。

妙な感覚だった。
いい加減色々な姿を見て来たが、これほど無防備な瞬間もなかったろう、と思う。うなだれている頭に苦笑し
て額を押しつけると、次元が微かに身じろぎした。
音が止まり、男の体が反射的に震える。

「・・・・・・済んだか。」
「ああ。」

しまおうとして、いつもの感覚で五右ェ門は手の中のものを軽く振った。
途端に次元が「ふ!」と声を上げる。
しまった。
遅かった。あっという間に次元は力を取り戻し、天に向かって屹立した。
びくびくと動き何かを訴える様子に、鼓動が早まるのを感じて五右ェ門は慌てた。何か言わねば。「次元」と咎
める声を出した。

「なんという節操のない奴だ。少しは我慢しろ。」
「あのなあ、」

苦しげに次元が返した。

「勘弁してくれ! 俺だって、お前じゃなかったらこんなにならねえよ。」
「・・・・・・!」

打たれたように侍は黙った。次元が慌てて「いや、悪かった」と詫びる。

「お前のせいじゃないのは確かだ。すまねえ。こんな状態で悪いが、しまってくれねえか。」
「・・・・・・。」

むんずと次元の腕を掴んだ。
「おい、五右ェ門」と呼ぶ声に構わず、ぐいぐい引っ張っていく。



     *



何が何だか分からなかった。腕を引っ掴み前をゆく侍の歩調は明らかに怒りを表していたが、それにしても一
体どこに連れて行かれるのか。なにしろ前が大変なことになっているので、歩きづらくて仕方がなかった。

「・・・・・・おい、五右ェ門、悪かったって。なあ、」

次元の呼びかけに全く応答せず、侍は廊下をのしのしと進んだ。リビングのドアを乱暴に開け、次元をソファ
に突き倒す。凄まじい形相で睨み下ろしたかと思うと、無言のままベルトを引き抜いた。

「ご、ごえもん!?」

ほとんど命の危機を感じて次元は叫んだ。まさか不埒な一物を成敗する気では、という考えが頭をよぎる。
抵抗も虚しくスラックスは下着ごと引っぺがされ、ぐいと両膝が開かれた。

次の瞬間、次元は自らの派手な喘ぎ声を聞いた。
温かさと快感で脳が満たされ、真っ白になる。
ようやく目を開けると、飛び込んできた光景は、不埒どころではなかった。
股ぐらに五右ェ門が吸いついている。あむあむと亀頭を挟む唇から少し舌がはみ出て、裏筋を舐めているの
が見えた。

「・・・・・・五右ェ門!? どうしたんだ?」

素っ頓狂な声に侍は一瞬唇を離し、不機嫌そうに「うるさい」と言った。

「・・・としいのだから、仕方あるまい。」

なに?と聞き返す前に唇がぬろおお、と滑り落ち、次元のものが侍の中に吸い込まれる。

「〜〜〜〜〜〜っ!!」

声にならない声を上げ、次元はのけぞった。口内を引き締めてしごくように、侍が何度も頭を上下させる。み
の虫を侍の頭に乗せ引き剥がそうとしたが、繰り返し押し寄せる快感に、もううまく力が入らなかった。ぷあ、
と五右ェ門が唇を離す。糸を引く液を舐め、「でかいな」と呟いた。

「・・・・・・すまねえ。」

荒い息の下、思わず詫びを漏らすと、侍がく、と変な音を出した。

     謝るな。」

ほんの一瞬、笑った、のか?
確かめる間も与えず、侍は、唇を再び凶暴なものに押しつける。
ちゅ、ちゅ、という秘めやかな音を聞きながら、次元は信じられない思いで、目の前の卑猥な光景を眺めた。

     なんだよ、その顔は。

ほとんど格闘するように熱い棒をしゃぶる侍の顔は、やはり怒っていた。それなのに、なぜだろう。上気した頬
が、しかめた眉が、何よりも潤んで上ずったような目が、次元に訴え続けている気がしてならない。

これが欲しい、と。

また喉の奥深く飲み込んだ五右ェ門が、一度だけ、確かに次元の目を掠め見た。そのまま上下に頭を振り始
める。もう耐えられそうになかった。駆け上がる恍惚に必死で逆らい、次元は己を一気に引き抜いた。

「・・・・・・待て!」

侍は束の間ぽかんとした。口を開いたまま、息を荒げて「どうした」と問う。

「お前どうすんだよ。」
「・・・・・・!」

急に侍は身を離した。濡れた唇を拭う仕草を見せ、「拙者は何ともない」と横を向く。

「立て。」
「なんともないと・・・・・・、」
「いいから立ってくれ。頼む。」

身を震わせて、侍は勢いよく立ち上がった。袴の上からでもはっきり分かる。

「・・・・・・めちゃめちゃおっ勃ててんじゃねえか。」
「・・・・・・。」

両の拳を握り、五右ェ門は唇を噛みしめた。

「・・・・・・五右ェ門、」
「もうあれはせんぞ。」

おっかぶせるように侍が言い放つ。昨夜のことを指しているらしい。次元が笑うと、「何がおかしい」とますます
不機嫌な顔になった。

「俺にさせてくれ。」
「・・・・・・。」
「五右ェ門、」
「・・・・・・。」

見上げる次元の目を、侍が見据える。
一言、「馬鹿め」と呟いた。

重い袴がばさ、と落ちた。

褌を解く時間が、永遠のように思われる。
現れたものには目をやらず、侍の目だけを見つめたまま、次元は大きく口を開いた。

「は・・・・・・っ、」

立ったままで、侍が緩い吐息を漏らす。
既にぬるぬるのそれを根元からねぶり上げ、一番好きな先端を舌でつついてやると、侍の手が次元の髪をぐ
しゃ、と掴んだ。

「じ・・・・・・、げ・・・・・・、」

口の中で五右ェ門はもうはち切れそうになっている。愛しい声を聞きながら、みの虫をあてがい膝を開かせた。
開かせてから、ままならないことに気づく。

「あああ・・・・・・、」

絶望的な声に、侍が「どうした」と見下ろす。

「指入れてえええ・・・・・・!」
「・・・・・・。」

呆れる様子を見せるかと思った侍は、意外にも真面目な顔のままだった。言いにくそうに「せ、」と口を開く。

「拙者、指より・・・・・・、」
「・・・・・・!!」

頭の中の何かがぶっ飛んだ。
咆哮と共に侍の腰を引き掴むと、「次元」と呼んだ唇が吸いついてくる。あてがった先端に向かって、侍は自ら
腰を落としてきた。早くすべてを納めようとして、微妙に蠢かせる様がたまらない。
全部入り切らない内に突き上げると、「ああ!」と開け放したような声が聞こえた。侍ももうぶっ飛んでいる。
波打たせるたびに侍は広がり、次元を飲み込んでいく。必死で縋りつく白い首筋に噛みついた。やばい。もう
やばい。自分のものでないように、腰が動いた。

「次元・・・・・・!」

放った瞬間、次元の腹のあたりが急に温かくなった。じわじわと広がる濡れた感触に、五右ェ門も達したこと
をようやく知る。
まるで気絶するように、2人はソファに倒れ込んだ。



     *



瞼に差し込む眩しさに、次元は目を覚ました。日差しが一番強さを増す時間帯らしい。真っ昼間から何やって
んだと、さすがに頭を抱えずにいられなかった。昨日の今日だろ、と呻く。

「・・・・・・起きたか。」

どこに行っていたのか、侍がリビングに入ってきた。非常にバツが悪い。顔を伏せたまま、「すまねえ、五右ェ
門。」と次元は詫びた。

「言うな。・・・・・・拙者も悪かったのだ。」

ぼす、と何かを投げてよこす。侍の着物だった。

「なんだ、こりゃあ。」
「今度からそれを着て過ごせ。そうすれば一人で用も足せよう。」
「でも、パンツが、」
「穿かずともよい。」
「な!」

思わず立ち上がり、次元はやっと自分がシャツ1枚の格好であることに気づいた。「早く着ろ」と侍が促す。

「そりゃねえだろ。下着なしじゃどうにも落ち着かねえ。」
「昨夜は下着なしで寝ていたではないか。」
「それとこれとは・・・・・・、」
「問答無用。」

有無を言わせぬ口調だった。

「条件を飲むか、入院するか。いずれか選べ。」
「・・・・・・分かったよ。」

シャツのボタンを外そうとして、次元の手が止まる。侍が寄って来た。

     仕方のない奴だ。」

少しだけ嬉しそうなのは気のせいかな、と次元は思った。 












侍祭で「アフター」を発表した際、あるお方が「おしょんしょんしたいけど手が使えない次元はどうですか?」と
ネタを振ってくださったので、遅まきながら具体化してみました。ありがとうございます!
とりあえず次元には全力で謝りたいです(^−^)。
ごめんよ! ほんとはオレかっこいい次元が大好きなんだよ!(←説得力まるでなし)





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